さよならレイジーマンデイ

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レッド・デッド・リデンプション2のファストトラベルは面倒臭いけど、それでも問題ない件。

レッド・デッド・リデンプション2のファストトラベル機能は、「本当にオープンワールドゲーか?」と目を疑うほどに面倒臭い。というか、ほとんど使えない。

 

キャンプの宿泊施設をアップグレードすると、ファストトラベルが解放され、キャンプ地から、一度訪れたことのある街などにファストトラベルすることができます。ここまでは良いんです。

 

しかし、ファストトラベルの出発地点はキャンプ地(アーサーのテント)に固定されているので、移動先からキャンプ地に戻ることや、移動先から別の街にファストトラベルすることができません。

馬を使って自力で移動するしかありません。これは、人によって、めちゃくちゃ面倒臭いと思うポイントです。

 

実際のところ、私は、ファストトラベル機能を解放したものの、1回使っただけで、それ以降使うことはなくなりました。もっとも、それは決してマイナスの意味ではなく、「確かに面倒臭いけど、ファストトラベルを使わない方が良い」と思ったからです。

  

ファストトラベルが便利だったとしたら?

RDR2において、他のオープンワールドゲームと同じようなファストトラベル機能が実装されたとしたら…と想像してみます。

…たぶん、没入感が削がれてしまい、西部開拓時代後のアメリカというリアルな世界観は失われるだろうなと思います。

 

考えてみてください。

例えば、キャンプ地からバレンタインにファストトラベルし、食料・弾薬を購入して、風呂に入る。そのあと、すぐさまサンドニにファストトラベルして、ミッションをこなす。用事が済んだので、ストロベリーにファストトラベルして、狩りや釣りをする。食材が手に入ったので、キャンプ地にファストトラベルして帰宅する。

ファストトラベル機能が便利であればこういった移動が可能となり、確かにテンポは良くなりますよね。しかし、それでは、道中の景色を楽しむことはできないし、道すがら突然誰かに襲われたり、見知らぬ人を助けるイベントに遭遇することもないし、新しいロケーションを発見する楽しみもないし、調達した食料をキャンプに運搬する達成感もない。

 

要するに、全てが何もかもスムーズに進み過ぎてしまい、緊張感や世界への没入感が一気に無くなってしまうんです。敢えてファストトラベルを不便にした一番の理由はここにあると思うし、この点を考慮すると、RDR2の世界に没入したいと思っている私のようなプレイヤーからすれば、もはや「ファストトラベルなんて要らねえよ」と思ってしまうわけです。

 

ファストトラベルが不便だったとしたら?

とはいえ、オープンワールドにおいて、ファストトラベルが使い物にならないのは死活問題では?という疑問もあると思います。

そこで、他のオープンワールドゲーム(例えば、ゼルダの伝説BotWとか、アサクリオデッセイなど)において、RDR2のようなファストトラベル機能だったら…と想像してみます。

…たぶん、面倒臭過ぎて死ねると思います。

 

私が最近までプレイしていたアサクリオデッセイで考えてみましょう。

例えば、アテナイ周辺のクエストをこなし、コスモスの門徒の手掛かりを掴んで正体を暴露したところ、そいつはキティラ島にいることが分かった。アテナイからキティラ島に行くためには、陸伝いにスパルタ近くまで行ってそこから船を出すか、アテナイから直接船を出すか、いずれにせよ海を渡る必要があります。

その後、キティラ島でコスモスの門徒を始末し、レオニダスの槍を強化できるようになったとしましょう。しかし、古代の炉があるアンドロス島に行くにしても、ちんたらちんたら船で海を移動するしかありません。アンドロス島で槍を強化した後、メインクエストを進めようと思っても、また船で移動する必要がある。要するに、めちゃくちゃ面倒臭いんです。

 

これは、ゼルダの伝説BotWでも同じです。単純にマップが広いというだけでなく、主人公の行く手には、険しい山や海が横たわっており、スムーズな移動ができない構造になっています(その他、レベルキャップなどの行動制約がついてきます)。

こういうマップは、最初こそ面倒臭いんですが、一度ファストトラベルを解放さえすれば、あとは楽です。何度も同じ道を往復することを念頭に置いて作られていないからです。

 

RDR2のマップは何度も往復できる構造になっている。

RDR2のマップは、これらのオープンワールドとは異なります。

陸続きになっているため、馬で全てのエリアに到達可能だし、馬で移動するのが耐えられないというほどの距離でもありません。ご参考までに、ストロベリーからサンドニまで、およそ10分ぐらいの距離です。

つまり、箱庭の大きさとしては、広すぎるわけでもなく、かと言って狭すぎるわけでもない。絶妙な広さなんです。実際、ブラックウォーターより以西の土地は別として、チャプター2の時点で、RDR2の舞台となっている主要な土地は全て訪れることができます。

そして、これぐらいの大きさのマップで、ファストトラベルを使わないとなると、場合によっては、同じ道を何度も往復することになり、そのうち、景色も覚えてしまって、「ああ、この道か」と分かるようになります。

 

一見すると、同じ景色を見ることになって退屈なんじゃないかと思えますが(実際、そういう人もいると思いますが)、見慣れた通勤の景色を見るようなものです。RDR2という世界で生きていくにあたって、不思議とそれも生活の一部と思えるようになります。

私が、ファストトラベルを使わずに、自力で移動しても特に苦痛ではないのは、それが理由です。

 

まとめ

オープンワールドゲームの多くは、広大なマップの中に主要な街をいくつか点在させ、その周辺にクエストやイベントを配置しています。

その結果、街から街へのファストトラベルが重要な意味を持つようになり、その途中の移動は、特に重要な意味を持っていないことがほとんどです。制作側としては、美麗な景色を楽しんで欲しいという意図を持っているかもしれませんが、プレイヤーからすると、「一度見れば十分」というケースがほとんどかもしれません。

 

RDR2の場合、主要なミッションはキャンプ地で発生することが多いです(街で発生することもありますが)。

その後、仲間とともに移動して、強盗したり、ギャングと戦ったりするんですが、その道中、仲間との会話が挟まれるので、移動それ自体に意味のあることがほとんど。街と街を繋ぐ道も含めて、RDR2の世界を構成する重大な要素なんですよ。

これは、これまでのオープンワールドでは、あまり見られなかった特徴じゃないかなと思います。