さよならレイジーマンデイ

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オクトパストラベラーは面白くない?懐古主義者が感じたこと。

1ヶ月ぐらい前だったかな。

 

オクトパストラベラーの無料体験版をダウンロードして、2~3時間程度プレイしてみたんだけど、結局、自分には合わなくて製品版を購入することはなかった。

このときの話をブログに書こうと思ったものの、「何で自分には合わなかったのか」という点を上手く言語化できず、書いては消して、書いては消して…を繰り返した。

 

もう、この話題に触れるのはやめようかと考えましたが、説明がむちゃくちゃでもいいから、何らかの形で書いておきたいという気持ちが強く、今、この記事を書いています。

説明になっていないかもしれませんが、オクトパストラベラーが合わなかった理由を、一昔前のRPGと重ね合わせつつ、自分なりの視点で書いてみます。

 

ドット絵を見ても「懐かしい」と思わない。

FF、ドラクエ、ロマサガ、クロノトリガーなど、一世を風靡した名作RPGの数々。

この時代の作品にどっぷり浸かっていたプレイヤーは多いと思います。「あの頃のゲームは…」と振り返りながら、現代のゲームと比較したりするので、「懐古厨」と揶揄されたりします。

 

オクトパストラベラーは、キャラクターや背景デザインをドット絵にするなど、懐古主義者たちのニーズに応えようとしていることは明白ですが、「昔ながらのRPG」が好きな私ですら、オクトパストラベラーから「懐かしさ」を覚えることはなかったです。

何と言うんだろう。「ドット絵」は、廃れてしまった表現手法ではなく、未だ現代でも生きています。海外のネットゲーム界隈では、今でもドット絵は人気だし、日本国内においても、ドット絵のフリーゲームやアプリゲームはたくさんあります。「ピクセルアート」という芸術分野でも、ドット絵はひとつのアートジャンルとして立派に確立されています。

つまり、ドット絵で表現されているからといって、「昔ながらのRPG」を彷彿とさせることはあっても、「懐かしい」と思うことはありません。

 

今更、ドット絵のゲームを出して、「ほら、懐かしいでしょ?」と押し売りされても、私からすれば、数あるドット絵ゲームのひとつに過ぎないし、そこをアピールされても困る(そんなつもりはないかもしれないが)。

 

「昔ながらのRPG」は現代においても存在する。

ドット絵はさておくとして、オクトパストラベラーをプレイしていると、確かに、「昔ながらのRPG」を随所に感じることはできます。

シナリオの展開、バトルシステム、世界観…等々。上手く表現できませんが、あの当時のゲームをプレイしている感覚は確かにあります。

 

ただ、数自体は少ないかもしれないが、「いけにえと雪のせつな」「ロストスフィア」のように、あの頃のゲームを彷彿とさせるソフトは、他にもリリースされています。探せばフリーゲーム界隈にもたくさんありますよね。

こういうゲームを体験していると、オクトパストラベラーだけの「特別感」というのはあんまり感じません。こういった「昔ながらのRPG」は他にもあるからです。

 

そのため、「懐かしさ」と相俟って、「昔ながらのRPG感」を押し売りされても、私はピンとこないどころか、「いまさら…?」と思ってしまいました。それが目当てでプレイしたのだから、矛盾といえば矛盾なのだけれども。。

 

あの時代だからこそ「名作RPG」は生まれた。

何と言うか、「90年代のRPGが好き」という感覚は、「90年代の歌が好き」という感覚と同じだと思うんです。

ただ、いくら90年代の小室哲哉の楽曲が好きだからといって、小室哲哉の楽曲っぽいものを、2018年現代で発表しても、おそらく現代人には受け入れられないし、その当時の歌にハマっていた人達も違和感を覚えるんじゃないかと思う。

なぜなら、その当時ハマっていた歌は、その当時の熱気や感性の渦の中で生まれたものであって、いくら90年代の感覚を持っている人であっても、現代の感覚に染まるにつれて、自分の中にある90年代の感覚は、その当時持っていた感覚とは別のものに変容すると考えられるから。

 

それと同じで、90年代の名作RPGは、あの時代だからこそ生まれたんだと思う。

あの当時のRPGを模倣したゲームを作ったところで、「懐かしい」「昔のRPGっぽい」と思うことはあったとしても、90年代当時と同じように熱狂してプレイするのはおそらく無理でしょうね。

 

決して「面白くない」と言っているわけではないし、このゲームに満足する人がいるのも分かります。

ただ、私にとっては、「90年代の名作RPGのようなものを期待するのは無謀であり、この先もおそらくそれを期待してはいけないだろう」と、確認する機会になったというだけでしたね。