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平成最後のクソゲー「LEFT ALIVE」に見え隠れするスクエニの意図とは…!?

スクエニの最新作「LEFT ALIVE」が、至る所で叩かれて、ついには「平成最後のクソゲー」という烙印まで押されちゃう始末。

 

Amazonのレビューは、もはや "崩壊状態" で目も当てられない。プレイしていないけど、本当に面白くないんだろうなと思う。

LEFT ALIVE(レフト アライヴ) - PS4

LEFT ALIVE(レフト アライヴ) - PS4

 

(2019年3月14日時点で、なんと平均評価は星1.5)

 

あーあ。こりゃ、やっちまったな…という感じ。

 

若手クリエイターたちが低予算で作った完全新作なら、大目に見れる部分もあったと思う。

 

しかし、本作は、大人気シリーズ「フロントミッション」の世界観を引き継いだ作品であり、フロントミッションに長年携わってきた橋本氏、アーマードコアでも有名な鍋島氏、メタルギアソリッドのデザインを統括する新川氏といった豪華メンバーが制作に携わっている期待作だった。

 

つまり、コケちゃいけないところで、コケてしまった。一番ダメなやつだ。

 

どうした?スクエニ

このところ、スクエニの出す作品は、微妙なものが続いている。

(誤解を恐れずに言うなら、かなり前から微妙なのだが…)

 

FF15は、全世界で800万本以上を売り上げたものの、Amazonの販売価格は、80%オフの2000円となっており、平均評価も星3.0という微妙なものになっている。

 

あまりにも不評が続いたせいか、追加DLCの制作が中止となり、ディレクションを担当していた田端氏がスクエニを退社するなど、いくつかの遺恨を残す形となってしまった。

 

また、今年の1月に発売された「キングダムハーツ3」も同じような憂き目に遭っている。

 

大人気シリーズの最新作にもかかわらず、Amazonの平均評価は星3.2。早くも販売価格は値下がりしており、42%OFFの5480円となっている。

初代キングダムハーツを「神ゲー」だと思っている私からすれば、こんな低評価は考えられない。

 

中には、「ドラクエ11」「ニーア オートマタ」のように、一定の評価を得ている作品もあるっちゃある。

 

しかし、もはや「スクエニのゲーム」=「約束された神ゲー」という定式は存在しない。新しい作品をリリースするたびにコケているイメージが定着しているのが現状だと思う。

 

そして、私は、そのような迷走の中に、文字通り「迷い」を感じ取っている。

 

LEFT ALIVEを作った意図は分かる。

日本国内のコンシューマーゲーム市場は衰退の一途を見せており、FFのようなビッグタイトルの続編を作っても売れない世の中になった。

 

かつて、余裕で300万本以上を売り上げていたFFシリーズが、100万本程度しか売れなくなった現状を見れば嫌でもわかる(100万本でも凄いっちゃ凄いが)。

 

「スマホゲームしかプレイしなくなった日本人を相手に商売をしていても仕方ない…」

 

そのため、スクエニとしては、日本とは比較にならないほどの市場規模をもつ海外で売れるゲームを作っていく必要に迫られた。

 

しかし、海外と日本とでは、ゲームの趣向が180度違っており、海外のゲームは日本では売れないし、日本のゲームは海外では売れない。

 

そこで、国内だけでなく、海外でも売れるゲームを探求する取っ掛かりとして、白羽の矢が立ったのが、LEFT ALIVEの制作プロジェクトだったんじゃないかなと思う。

 

● 戦略①

『題材としてフロントミッションを採用』

⇒ まずは、フロントミッションが好きな国内ファンに食いついてもらおう。

 

● 戦略②

『メタルギアソリッドっぽいゲームデザインを導入』

⇒ MGSは海外でも人気があるので、海外ユーザーにも受け入れられるに違いない。

 

● 戦略③

『サバイバル要素をプラス』

⇒ このままだとメタルギアソリッドと何も変わらないから、差別化を図るためにサバイバル要素を強めにしておこう。

 

● 戦略④

『ダークソウルのような鬼畜難易度に設定』

⇒ 何度もトライ&エラーを繰り返す「死にゲー」は海外でも人気のゲームジャンル。これに食いつくユーザーは多いはずだ。

 

たぶん、こういう意図だったんじゃねえかなーと想像する(あくまでも想像ね)。

 

これが海外でウケるかどうかは知らない。メタスコアは低いけど、もしかしたら「めちゃくちゃおもしれー」ってなるかもしれない。

 

しかし、少なくとも日本人向けではないことは明らかだ。

フロントミッションを期待していたファンからすれば、「こんなのフロントミッションじゃねえ」っていう感想を抱いただろうし。それが如実にレビューに現れている。

 

もし、こういう路線を強化していくのであれば、それは、「日本国内ユーザーとの訣別」を意味するのではないかと思う。

 

ガラパゴス化する日本と海外との狭間で。

スクエニは、間違いなく日本を代表するゲームメーカーだ。名作の数だけでいったら、任天堂すらも圧倒するかもしれない。

 

しかし、悲しいことに、日本人にウケるゲームに傾倒してきた結果、海外で通用しなくなったと思えてくる。

 

先ほども言ったとおり、日本と海外とではゲームの趣向が違いすぎるから。

 

洋ゲーには萌えキャラは出てこないし、長ったらしいシナリオメインのRPGはないし、課金で強くなる要素も少ない。ことごとく、日本のトレンドとは逆の方向に進んでいるのだ。

 

そういう "特異な" 日本人を相手に、売れるゲームを模索してきたスクエニには、大きな拍手を送りたい。その一方で、私はこう思う。

 

「もう日本はいいだろ。中途半端なことはせずに、海外で通用するゲームメーカーを本気で目指したら?」と。

 

この先、FFの続編を出したって、日本では売れっこない。もちろん、FF16が出たら個人的には買うけど、FFだから買うのであって、ゲーム内容に期待して買うのではない。

FFは、コンテンツとしての寿命は既に終わってると思う。

 

LEFT ALIVE単体の「売れる・売れない」の問題はあるだろうけど、個人的には、LEFT ALIVEに挑戦したスクエニの姿勢は良かったと思う。あとは、周囲の雑音に惑わされることなく、それを貫き通せるかどうか。

 

さもなくば、ガラパゴス化する日本に閉じ込められて、そのまま化石になっていくように思える。