さよならレイジーマンデイ

メタボ予備軍のアラサー社畜がゲーム関連の記事を書いています。

もしFF16を出すとしたら、こういう風にして欲しい。

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FF15は決して駄作ではないですが、とても名作とは呼べません。

ウィッチャー3ゼルダの伝説BoWといったオープンワールド系RPGの傑作と比べると、どうしても粗が目立ってしまうのです。なぜ、こうなってしまったのかと。

 

FFは「そこそこ面白いゲーム」ではダメ。

それこそ、「寝不足になるぐらい没頭できる最高のゲーム」でなければ。実際、過去の作品はそうだったし、皆が期待するものはそれなのだから(田畑氏からすれば、“FF病”ということになるんでしょう)。

「もしFF16を出すとしたら」という仮定の下、FF15や近年の作品の傾向を踏まえつつ、「こういう風にして欲しい」という、1人のFFファンとしての要望を書いてみます。

☑ なお、今回の記事には多少ネタバレが含まれているため、ご注意ください。

 

要望① どれか一つを徹底的に貫くべき。

以下に記すことは、私の勝手な想像です。

近年、特に洋ゲーを中心として、シームレスなオープンワールドが主流となっており、広くプレイヤーに受け入れられています。

FF15においてもこれをやらない手はありません。開発途中からオープンワールドを取り入れることも、既定路線として決まっていったのでしょう。

 

一方、シナリオライターから、シナリオ原稿が上がってきます。

それは、なかなか良いストーリーラインでしたが、いくつか問題点が浮上します。1つのゲーム作品の中に収録するにはボリュームが多過ぎるうえに、オープンワールドとの親和性がなかったのです。制作陣は非常に困ったと思います。

※ 実際、田畑氏は、メディアの取材に対して、今作の世界を全てオープンワールドで表現すると、2倍の開発期間がかかることが分かっていたと答えています。

参考:現実と幻想の入り混じった新しい『ファイナルファンタジー』 | 【es】エンタメステーション

 

そこで、次のような方針を採用しました。

すなわち、ゲーム前半はオープンワールドを遊ぶパート、後半はストーリーを見せるための一本道シナリオパートにすることで、オープンワールドの枠組みを崩さずに、壮大なストーリーを展開させようとしました。

どちらかを切り捨てるのではなく、どちらも活かす妥協案をひねり出したというわけです。

 

…はっきり言いましょうか。

自分たちのやりたいことを全部詰め込もうとした結果、オープンワールドも、シナリオも全て中途半端なものに仕上がってしまい、プレイヤーの不満が噴出する事態を招いてしまったんじゃないですかね。

(2018年11月追記:追加が予定されていたDLC4本のうち3本がリリース中止となり、田畑氏もスクエニを退社することになりました)

 

中途半端なオープンワールド

海外サイトが発表したオープンワールドの広さランキングTOP20を見てみると、FF15のタイトルは見当たりません。ランキング圏外です(2017年12月時点)。

twinfinite.net

 

さすがに、TOP20ぐらいには入ってるだろうと思い、色々調べてみると、FF15のマップの広さを検証した方がいらっしゃったので、そちらを参考にさせて頂きました。

↓こちらのたかちびさんの検証によると、FF15のマップの面積は24.1㎢(≒9.3平方マイル)とのこと(ただし、プレイヤーが立ち入れないエリアもあるので、実際はこれよりも狭いと思われます)。

takachibi.blog.fc2.com

 

24.1㎢という広さは、決して狭いわけではありませんが、単純なマップの広さだけで言うなら、ウィッチャー3の半分、ゼルダの3分の1ぐらいの広さしかありません。これでは「広さ」をアピール材料とするのは難しいです。

 

かと言って、密度が濃いというわけでもありません。

最初は美麗なグラフィックに感動しますが、どこまでも続く平坦な道と、大して変わらない風景にそのうち飽き飽きしてきます。「こんなところに、こんなものがあったのか!」といった感動もなく、道に落ちているのは草花ばっかり。

街といえば、ガーディナ、レスタルムぐらいであり、あとは簡素なガソリンスタンドが各地に点在しているだけ。ガソリンを必要としている人々は一体どこからやってくるんですかね。そして、どこに向かうんですかね。

中に入ることのできる建物は限られており、それ以外はただの飾り。道行くモブキャラは文字通り何の役目も果たさないモブキャラです。ラジオに群がる人たちや、大通りにたむろしている人たちは、一体いつまでそこに居るんですか…?(笑)

サブクエは単調なお使いばかりで、オープンワールドの良さを全く活かし切れていません。ウィッチャー3のように、複雑なサブクエをこなしながら世界を堪能させるというやり方もあったと思うんですが、メインシナリオの影が薄くなるのが嫌だったのか、本当につまらない寄り道しかできません。

さらに、ファストトラベルはロード地獄。ファストトラベルのやり方が非常に分かりづらいので、結局、車で移動することも少なくありません。代わり映えしない景色をずっと見せられるので、そのうち車移動が億劫になってきます。

 

このように、オープンワールドを無理やり導入した結果、何とも言えない完成度のオープンワールドが出来上がってしまったように思えるんです。

FF15を制作したスタッフの皆さんにこれだけは言っておきますが、FFファンは、アメリカの片田舎っぽい風景をバックに、スタンドバイミーを聞きたいわけじゃないんですよ。

 

ドラクエ11のような作り or オープンワールド特化

そもそもスクエニには、ドラクエ11という良いお手本があります。

ドラクエ11はオープンワールドではなく、ブツ切りのワールドマップ方式を採用していますが、色んな街やダンジョンを用意した結果、最高の仕上がりになっています。しかも、ちゃんと世界の広さも感じます。

個人的には、こういう作りの方が、壮大な世界観でプレイヤーを魅了するというFFのスタイルを活かせるように思います。

 

もしくは、オープンワールドをやるんだったら、とことんそれを貫いて欲しい。

ストーリーもオープンワールドの中で完結させるべきであり、オープンワールドから独立した一本道シナリオなんて誰も望んでない。

間違っても、バイオハザードに出てくるようなホラー世界を、制限的条件の下、主人公1人だけで探索したいなんて思わない。

 

ドラクエ11のように、ブツ切りのマップにして、色んな街やダンジョンを作り、FFが得意とする壮大な世界観を演出するか、

そうではなく、とことんオープンワールドを作り込み、その中で物語を完結させるか、このどちらかの方針を徹底的に貫いて欲しい。これが一つ目の要望です。

 

要望② ひとつのゲームの中で物語を完結させてくれ。

FFは、やたらとスピンオフ作品を出すのが好きです。

過去には、FF7のスピンオフ作品がいくつか発表され、FF10-2というナンバリングタイトルの続編も出しており、FF15についても映像作品を出しています。

 

こういう派生商法について、ひとつ言いたい。

スターウォーズのようなシリーズ作品の続編やスピンオフなら分かります。スターウォーズの世界観は連続性があり、続編やサイドストーリーによって物語を繋げていく必然性があるからです。ファンもそういう作品を望んでいるんでしょう。

でも、FFは、ナンバリングタイトルごとにストーリーが異なっており、各作品の間に連続性はありません(お馴染みの定番キャラは居ますが)。少なくとも私は、何の思い入れもないFF15の映像作品を観たいとは思いません。はっきり言ってどうでもいい。

 

そもそも、FFファンはゲームがやりたいのであって、映画が観たいんじゃないんです。百歩譲って、映像作品を出したいなら出せばいいけど、それを観ておかないと本編を全て理解できないとか本当にやめて。

頼むからひとつのゲームの中で物語を全て完結させて欲しい。それを強く望みます。

 

要望③ 王道ストーリーで良いんだよ。

「ほら、これ面白いでしょ?」と一方的に押し付けられたストーリーほど、ウンザリするものはありません。最近のFFはそういう傾向が強過ぎます。

FF13では、大風呂敷を広げすぎて、プレイヤーが置いてけぼりを食らった。訳の分からない単語が続出し、まさに「パルスのファルシのルシがパージでコクーン」状態でした。

そんな訳の分からない脚本家による自己満足ストーリーなんて、バッサリ切り捨てれば良いのに、なぜか最近のFFではその企画が通ってしまう。私には理解できません。

 

ドラクエ11は、「勇者である主人公が、仲間たちと一緒に魔王ウルノーガを倒す」というストーリーであり、ゼルダは、「100年間の眠りから覚めたリンクが、ハイラル王国を襲った厄災ガノンを倒す」というストーリーです。

これだけ聞くとあまりにもシンプル過ぎて、笑ってしまいそうですが、いずれも万人に受け入れられて大ヒットを記録しています。こういう王道ストーリーがやっぱり一番面白いし、理解しやすいんですよ。迷子になることは絶対にないという安心感もありますし。

 

思えば、FFはどこかのタイミングで、やたらとスタイリッシュな路線を突き進むようになりました。FF8の時には既にそんな感じでしたが、正直に言って、FF8のストーリーなんてほとんど覚えてないです。

途中から何のために冒険しているのかも分かっていない自分がいたような気もします。凝ったストーリーを作ったところで、プレイヤーの理解が追い付かなければ、何の意味もないってことを、自己満足ストーリーを書いているシナリオライターは自覚した方が良いですよ。

 

最後に、ここまで変わってしまったFFを見ていると、「FFっぽさ」って何だろうと思ってしまいますね。

例えば、鳥山明の絵を見てドラクエを連想し、副島成記の絵を見てペルソナを連想するような、「FFっぽさ」というものがいつの頃からか無くなっていないでしょうか。

常に進化を求めてきたFFだからこそぶつかっている問題なのかもしれませんが、1人のファンとして、最高の作品を心待ちにしています。色々文句を言ってすみませんでした。